2014年12月23日火曜日

Marathon monk

先日TVで千日回峰行を成し遂げた大阿闍梨という称号を持つ人の存在を初めて知った

同じ国に住んでいてどうして今まで知ることがなかったのか

私の日常を変えるくらいの衝撃を受けた

千日回峰行は場所によってもやり方が異なりますが

千日という決められた時間を極限を超えた状態になってでも行う

死と常に隣り合わせの行である

彼らを見ていると「生き仏」と称える人々の祈る姿に強く同感せざるを得ない

延暦寺が信長の焼き討ちに合ったその前よりもずっと続けられているのも本当にすごいことだ


師を尊い 感銘を受け 

何百年にも渡って変化することなく大事に受け継がれた

それだけ日本人を象徴するものでもあるし

私たちが一番大事にするべきことを意味してる


彼らは私たちが見てこなかった戦時中や今世界中で苦しんでいる人を描写しているように見えた

厳しい生活を続けることで見えてくる時間 モノ 自分自身

今見えているものに全力を注ぎ

今手にしているものに心を込めて感謝する

それを一日続け 一週間 一生続ける

言葉にしなくても学んだことがたくさんあった


彼らの生き方に衝撃を受けてから色々と自分の中で考えが変わった

それでもその気持ちを保ち続けることすら容易なことじゃない

自分は他人よりも努力していると思ったけどそれじゃもの足りない

目標を高く持つことで視点をぶらさない

私には師がいないから自分で自分自身を戒める強さが必要だ