2012年7月4日水曜日

Life won't wait

私が飛び込んだリペアマスター

床とか枠とか

木部全般の傷を補修するお仕事

リペアは自分の技術が身につくしすぐに上達する

だから自分一人でもできるようになると

面白いし達成感が味わえて楽しい


でもショックなのは

この仕事はおおやけにはできない仕事だということ

簡単に言えば誰かが傷つけた傷を代わりに償ってる感じ


現実は新築現場なんて傷だらけ

リペアマスターが職業として出来てしまったから

誰しろ構わず養生もせず

平気で傷だらけにしてしまう現場ばかり

もちろんそんな現場ばかりではないけど

大きな組織になるほどそれがひどすぎる


どんなに直しても直しても終わりが見えなくて

依頼元よりもずっと職長の私が苦しめられた

こんな現場を住む人が見たら本当にショックなんだろうな

たくさんの見たくない部分が見えて毎度毎度がっかりだ


日本らしいなって思ってしまう

全然平等なんかじゃない

昔の日本と同じで奴隷みたいだよ


他業者も含めて

私たちは

住む人たちから遠ざけられる

作り手なのにそんなのおかしい

お客さんが接するのは

現場を仕切るだけの人だったりする


でも大工さんとか他業者は理解して

優しく接してくれる人も多い

大雨だったり泥まみれになりながらも

必死で働いてるかっこいい人達もいる


もっと大事にして欲しい

家も人も

みんながつらくならないように


 

私の愛する道具たち

たとえこの仕事をやめても

捨てられないや

0 件のコメント: