床とか枠とか
木部全般の傷を補修するお仕事
リペアは自分の技術が身につくしすぐに上達する
だから自分一人でもできるようになると
面白いし達成感が味わえて楽しい
でもショックなのは
この仕事はおおやけにはできない仕事だということ
簡単に言えば誰かが傷つけた傷を代わりに償ってる感じ
現実は新築現場なんて傷だらけ
リペアマスターが職業として出来てしまったから
誰しろ構わず養生もせず
平気で傷だらけにしてしまう現場ばかり
もちろんそんな現場ばかりではないけど
大きな組織になるほどそれがひどすぎる
どんなに直しても直しても終わりが見えなくて
依頼元よりもずっと職長の私が苦しめられた
こんな現場を住む人が見たら本当にショックなんだろうな
たくさんの見たくない部分が見えて毎度毎度がっかりだ
日本らしいなって思ってしまう
全然平等なんかじゃない
昔の日本と同じで奴隷みたいだよ
他業者も含めて
私たちは
住む人たちから遠ざけられる
作り手なのにそんなのおかしい
お客さんが接するのは
現場を仕切るだけの人だったりする
でも大工さんとか他業者は理解して
優しく接してくれる人も多い
大雨だったり泥まみれになりながらも
必死で働いてるかっこいい人達もいる
もっと大事にして欲しい
家も人も
みんながつらくならないように

私の愛する道具たち
たとえこの仕事をやめても
捨てられないや
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