私がずっと消せないでいる内側は
多分これからもずっと残っていく
私は人一倍記憶力が悪い
だから人一倍努力したところで
いつも大勢との距離を感じる
私は高校ぐらいまで親と話した記憶がない
確かに存在してるはずなのに
うんと小さいときは親と話したくて話したくてたまらなかったのに
気づいたらほとんど口を聞くことができなくなってしまった
それは今でもそうで
親の前では笑うこともほとんど口を聞くこともできない
名前のない病気みたいなもの
こないだ父親と会った
周りからは多分おじいちゃんと孫くらいに見えてるかもしれない
明らかに雰囲気のおかしい私たちは
いつも白い目で見られる
たんたんと話す父の隣で周りを気にしなかったことはない
周りとコミュニケーションを取れなくなる父親を見て
自分もいつか同じようになるのかなとか
馬鹿なことばっか考えて悲しくなる
こないだ久々に母親から電話がきた
元気ないねって 私は子供の頃からずっと同じ声だと思うよ
家に犬を預けてから
母親はころっとよく笑えるようになった気がする
全てが悪循環だった家族は誰も責めようがない
いいじゃん
私は泣くけど
笑うためだよ
すんごくさみしい
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