2014年7月27日日曜日

「初夏」 in Cosmos lane Studio & Gallery


「真ん丸の空」
海中にだって土壌にだって住居は存在する。やわらかい空。あたたかい風。重なる空で今日も呼吸をする。 


「マドモアゼル・ボーイ」
その花びらが僕に届くように、手を差し出して僕を呼びかける。飾りじゃなくて生きているんだと僕に主張する。ぼくらは同じ景色の中で語りあう。


「泣き虫hollow
僕は君に向かって、君は僕に向かう。進む先はきっと同じじゃない。だからぼくらは分かり合えるんだ。共存していけるということを。


mellow go round
壊れた街に黄色い風が吹く。一瞬で街を包み込んだなら、景色は変わらなくとも街人は陽気になる。火を灯し、街が温まり、色が灯る。街人が歌いだし、いつの間にか景色が変わる。


「自分自身の恐れ」
一色は穏やかさ、自身の深さ、広がり、静寂を表現する。じっと透明な世界を見つめている。


「手のひらのスーパーボウル」
暗闇が見えたなら、そこには光も共存する。そこで見る光の輝きは計り知れない。その輝きは僕しか知らない、僕だけの目印。


「雨のち虹」
きっと誰かも、僕さえも、その姿を知ることはない。自分の背中を自分で見ることができないように、僕は今日も思い浮かべる。


「空っぽのダンス」
暗闇でも、僕は踊ることができる。僕の持つ音楽が僕を躍らせるんだ。


「ビリジアン・コンデンサー」
燦燦と照りつける太陽の下、光を浴びて光を吸い込む。心を空に近づけて、手を合わせる。そうやって僕は歩いていけるんだ。


「無知な群青」
影は自分の存在を教えてくれる。だから表裏一体であり、僕と同じなんだ。でも僕が気づかなければ、そこにあるということを知ることもない。光の下で照らされて、君を離さないように、ずっと手を繋ぎたい。


「ラグラマグラ」
一度でも掴んだものは僕の中で循環する。全てを飲み込んで一色になろうとする。世界には無限の色が広がり、僕はどれだけそれを手にすることができるだろうか。

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