2009年7月27日月曜日

コンセプト

学校で教わったことの1つにコンセプトという重要なキーワードがあります。


これは経営者としてなくてはならないものであり、コンセプトがしっかりしてないと今は業績が良くても必ず何年後かには崩れるとすら言われています。
私も初めはピンとこなかったし、そういう人のほうが多いかと思います。

でもそれは、作り手の苦労を私たちが理解しようとしていないからなんです。


マーケティングの世界では昔は完全な生産者志向だったけど今では完全にお客様志向。
しばらくそれは変わらないんでしょう。

でも私はこの仕組みが変わって欲しいなってすごく思ってます。


どれだけ企業がお客様のために努力して、企画したり、開発したり、
寝る間を惜しんで努力をしたところで、結局のところそういう部分て表にはなかなか出てこない仕組みになってる。

私たちはそれよりも安さや見た目ばかりに目をとらわれてばかりで、そこに辿り着くまでにどんな経路があったのか見ようとしてない。

それに、やっぱりお客様よりも自分達のことを優先させて悪さをしてしまう人もいて、そういうこともやっぱり歯車を悪くさせるきっかけになってる。



でも、これがちょっとでも変わることができたら、と思います。

身の回りににある電化製品、文房具、お菓子など全て私たちが買ったものってのは、誰かが企画して試行錯誤したり、やっとの思いで商品になったりしたものばかりのはず。

でも私たちが安さや見た目ばかりを追い求めるようになってしまったから、企業はそれに合わせるしかなくなってしまってる。

人間てやっぱりわがままだし、それは変えられないと思うんだけど、恩恵は絶対に忘れちゃいけないって思います。

その会社がどんな思いでお客様のことを考えて商品やお店のその思いを詰め込んだのか知る必要があると思う。
だからコンセプトはすごく重要。

それを教えてくれたきっかけはCANDY STRIPPERのデザイナーの2人。
専門時代からブランド立ち上げて、洋服に掛けてきた思いは誰にも負けてない。
今のCANDYチームはそんな2人に憧れて集まった人たち。


ちなみにCANDYは毎シーズンみんなでどんなコンセプトの洋服を作るのか、ボードを使って自分達のやりたいものを表現したりしてとことん話し合います。

彼女たちの本を読んでからずっとこの1着を着続けたいって思える服たちに出会うことができた。

でも、それは飲食店だって本屋だって田舎町の小さな個人店だって変わらない。
お店の商品・サービスを通じてコミュニケーションしてるんだってこと忘れちゃいけない。

それを知るだけで、HAPPYを味わえることが出来るんです。

そういうもので周りがあふれていたらすごく素敵だな。

だから私はなるべく出会ったお店のコンセプトを見るようにしてます。
それがないお店は売れさえすればいいと思ってるただの自己満足のお店。

皆さんもいつもと違うところを見てみると何か変わるかも知れませんよ☆

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